書こうかどうか何日にも悩んだのだけど、身内向けのブログだから包み隠さず話そうと思う。
どこから書いたらいいかなー・・・。
学校は月~水。 入学前は週に三日って、他の日ひまになるんじゃないかと心配だったのだけど、実際には
過酷なほどに大変な日々。
基本的に月・火はキッチン。ビックリするほどあっという間に時間が経つ。
水曜日は講義と試験。
この試験が大変で、30問くらいあって全て書き取り。しかも1問も間違えてはいけない。
でも事前に問題教えてもらえて、答えも先生が見てくれるので、1週間毎日必死に勉強すればなんとかクリアできる。
暗記が得意だったら問題ないのだが、私は縦列駐車くらい暗記が嫌い。(関係ないって?)
試験内容は、栄養学だったり、食品衛生学だったり、まあ日本語でさえもちんぷんかんぷん。
でも、毎週試験パスしないと、次の試験を受けさせてもらえないので、毎週必死です。
さらに、その試験内容を完全に頭に入れておかないと、翌週のキッチンで全く動けない。
うーん、本題に入るまで長くなりそう・・・。 覚悟よろしく。
教室でも、キッチンでも、横にいる人が1年間パートナー。
私のパートナーはスリランカの人。
入学時からちょこちょこ、『・・・?』と感じる言動をしていた彼女。
でも、文化の違いだろうと気にしていなかった。
例えば、毎週試験はなんなりとクリアしているにも関わらず、キッチンで毎回ビックリするくらい動きがひどい。
試験でやったはずで、彼女はクリアしているのに、手順も細かい単語も全く理解していない。
なんでだろ、試験受かってるのに・・・と疑問だった。でも、先生が鬼のように怖く、怒声なんてしょっちゅうだから、緊張してうまく動けなくなってしまうタイプなのかなって思ってた。
事件はこの前の水曜日に起きた。
いつも通り試験が始まった瞬間、ある中国人の生徒に向かって、先生が怒鳴りまくり、首根っこ捕まえて教室から出した。 彼はカンニングペーパーを持っていたのだ。
以前から試験のたびに、『カンニングしたら退学。それを見て黙ってる者も、協力と見なし、停学。』と。
とにかくものすごい厳しい学校で、容赦ない。
そんな出来事があった数十分後、私のパートナーがペンケースの中の小さな紙をちらちら見ていた。
その瞬間、『あー・・・、この子、今までの5回の試験もカンニングしてたんだ。 だから試験はクリアするけど、頭に入ってないからキッチンで何も覚えてなかったんだ』と思った。
でも、見てしまった以上、小声で『やめた方がいいよ・・・。』と注意。
彼女はやばいみたいな顔して、カンニングをやめてくれた。
その日、試験が2個あって、確かに勉強は本当に本当に大変だった。でも、必死に勉強しなきゃ自分が困るし、私は絶対この国に残りたいから、試験前は泣きそうになりながら勉強してるけど、水曜日に試験が終わるといつも清々しい気分で、その爽快感が欲しいがために頑張ってる。
試験が終わった人から、先生に提出して、帰宅していいと言われていた。私は2個の試験を終えて、先生に提出したのだけど、ちょっと質問があったので、『もう少し残って、あとで質問していいですか?』と聞き、OKをもらったので席について待っていた。
そうしたら、となりの彼女が、『試験終わったのになんで帰らないの!?』と何度も聞いてきた。
私は、質問があって待ってると答えたら、なんと舌打ちをして、開き直ったように先ほどのカンニングペーパーを見ながら、必死に回答欄に記入。
要するに、私が居ると見れないから、私が帰るのを待っていたのだけど、(ちらっと見たらその時点で回答欄はほぼ空欄。)私が帰らないと知って舌打ちし、開き直って見始めたのだ。
私は、なんかよく分からない悲しい気分になって、見張ってるみたいに思われるのも面倒で、先生に『質問しようと思ってたけど、もう大丈夫なので帰ります。』と言って教室を出た。
悲しいやら、悔しいやら、よく分からない感情。
たぶん、パートナーではなく、無関係だった、『だから彼女はキッチンで動き悪いんだー』くらいにしか思わないのだけど、もろに被害を受けて、連帯責任で私も怒られるのがしょっしゅうだった。
でもいつも、『大丈夫、気にしてないよ!だって私のせいであなたも怒られる事だって、もしかしたらこの先いっぱいあるかもしれないからね☆』
と私は言っていた。今となっては、馬鹿みたい。
ズルしていた人をかばい続けていたんだもん。
でも、たぶんそんな事以上に、私は自分が自分本位なことに気が付いてしまって、落ち込んだように思う。
彼女のカンニングのせいで、自分が停学になるなんてまっぴらなのは当たり前。
でも、私はなんでこんなに悔しいんだろうと考えたときに、多分泣きながら勉強して、寝不足になりながら学校行く前にも勉強して、自分がこんなにも頑張って居る横で、紙切れ一枚で済ませてる事が悔しかった。
ちっさいでしょ、私。 そんなの自分の問題なのに、そこが悔しかったんだって気付いて、自分の小ささにガッカリしたよ。
あの日、先生に言おうか一瞬考えた。
でも、私の一言で彼女の今後が決まってしまうは、ちょっとな・・・と思い、来週の試験前に、『今回もやったら先生に言うね。私は停学になりたくないから。』って言おうと思う。
ながーーーーくなって、最後まで読んでくれてありがとう。
心がもやもやしていたので、書いちゃった。良い話じゃなくてソーリー。
※そりゃさー、私だって中学の時カンニングしまくったわよ。でもさ、中学の期末とかとは訳が違うと思うわけ。
だって、自分のために好きこのんで入学してるんだから。ふざけんなって感じです。実際キッチンで迷惑かけられてるし・・・。